【VOICE】DMO(地域づくり法人)のMについて ひがし北海道自然美へのDMO 専務理事 野竹鉄蔵氏

  • 2022年6月18日

野竹氏

 全国で今や250超のDMO(地域づくり法人)の連携DMOとして3年が過ぎた。ひがし北海道自然美への道DMOは、広域周遊ルート形成事業の延長からの成立経緯で、当地は道東における課題(1)自然素材を越えて自然美コンテンツとして可視化(2)不便極まりない交通整備(3)それらの市場発信と販売をベースにマーケティング&マネジメントし、単一地域では不可能な市場直結への動きを広域で取りまとめて進めている。

 もちろん、デスティネーション・マーケティングを徹底的に進めて、各種データに加え、経験価値マーケティングとして自然美エリアの資源価値を顧客の心理調査も交えて進めている。DXの一環としては(1)旅マエのサブスク商品化の徹底、(2)旅ナカのデジタルサイネージを道東内に配備、マネジメントの域では(1)CRMとしての旅広場、(2)人財育成のひがし北海道観光寺子屋などがある。そして2030年を目指した「サスティナブルひがし北海道」展開は全てを包含し連携した事業である。

 今回は他のDMOではあまり例を見ない人財育成「ひがし北海道観光寺子屋」についてご紹介する。現在1期2期で37人。地域に根差した人財育成として、広域オール北海道では札幌目線、国主導では全国目線、地域単体では動けないという状況を受けて連携体の当DMOで進めるしかないという使命感で行っている。北海道大学観光学高等研究センターとの連携協定を生かし、国際メディア観光学院とも大学院専門講義を地域視点でのアレンジのうえ実施し、さらに地域で院生とフィールドワークを行う。今年度では立命館大、札幌国際大、愛知淑徳大なども地域で行う。各塾生は地域内でDMOが抱えるデータや課題を私からも随時講義して共有し、自地域を客観的な目線で追求する。隣接他地域の動きも知り、地域内での課題を自身でヒアリングし、講義なども活用しながら解決策を考察し発表する…のが全体設計だ。

 塾生の発表は先輩も全員で採点しコメントを共有するものだが、既卒の先輩たちもさらなる自身の課題追求や解決策を発表しており、全体的にレベルアップが著しくDMOとしての育成でとどめるにはもったいない域まで来た。本来マネジメントのための寺子屋だが、この展開こそDMOにとってまさしく現場型の課題追求で、幹事会でも共有し戦略化した施策展開に生かせると判断し、DMO人財育成事業がネットワークになり、各地域課題模索執行となり循環し…まさしく「マネジメント→マーケティング」に融合してきたかと。コロナ後リセットでは混とんとしたDMOだが、まずは脚下照顧の一歩として大事にしていきたい。


野竹氏

 
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