【VOICE】観光人材の育成と観光データ活用 京都府観光連盟 会長 田中誠二氏


京都府観光連盟 会長 田中誠二氏

文化庁京都移転、大阪・関西万博開催をチャンスに

 新型コロナウイルスの感染法上の位置付けが2類から5類に移行し、ようやく通常の生活が戻ってまいりました。京都においても、国内だけでなく、海外からも多くの観光客が訪れ、各地の観光地がにぎわっています。一方、このコロナ禍で観光業界を離れた方も数多くおられ、現在、宿泊業をはじめ、観光業界における人材不足が深刻な状況となっています。

 そこで、京都府観光連盟においては、これからの観光産業を担う人材を育成するために、「京都観光アカデミー」をこの3月に立ち上げました。

 このアカデミーでは、京都府内の大学・専門学校、経済団体、金融機関など観光人材の育成に取り組んでいる団体と連携し、観光人材の育成講座の開催やこれらの団体が実施している人材育成講座の情報を一元的に発信するポータルサイトの運営などを行っています。

 また地域や異業種との交流により、新たな観光サービスを生み出す人材交流の場を創出し、市町村や観光事業者、まちづくり関係者などとのネットワークの構築を目指しています。

 これらの取り組みを通じて、京都の観光産業を担う人材の育成や安定的な雇用の確保・定着を図るとともに、地域で交流を生み出す人材を創出していきたいと考えています。

 また観光データ活用については、これまでモデル地域において観光関連データを収集・分析し、プロモーションを実施するスキームづくりを進めてきましたが、今年度、これらの手法を京都府全域へ展開するために、市町村やDMO、観光協会などとデータ活用のプラットフォームを構築し、人流やアンケート・口コミ情報の分析、Webアクセスの解析などを実施します。

 この取り組みにより、プラットフォームの参画団体が効果的なマーケティングやプロモーションを実施できるよう、協力していきたいと考えています。

 この3月には京都に文化庁が移転し、本格稼働を開始しました。この文化庁の移転を機に、京都の食や地域の文化資源、伝統などを生かし、観光客と地域との交流を深める取り組みを進めていきます。また2025年には大阪・関西万博が開催されます。大阪・関西万博の来場者の方に京都府内各地にも訪問していただき、京都のさまざまな観光資源にふれていただくことで、京都の魅力発信や地域経済の活性化、地域づくりにつなげていきたいと考えています。

 文化庁の京都移転、大阪・関西万博の開催を大きなチャンスと捉えており、今後の観光誘客につなげていくためにも、観光人材の育成や観光データの活用にしっかりと取り組んでいきます。

 
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