【VOICE】コンパクトタウン観光案内所奮戦記  プランドゥジャパン 執行役員・法人営業部長 小林克夫 氏

  • 2022年11月9日

小林氏

「埼玉・杉戸」を掘り起こし、ブランド化へ

 読者の皆さんは埼玉県・杉戸町をご存じですか? 埼玉県在住の方でも、どこにあり、どのような町なのか、すぐにイメージできる方は少ないのではないでしょうか。

 埼玉県の東部、北葛飾郡の最北端に位置し、首都圏から40キロ圏内にありながら自然と調和した人口約4万4千人のコンパクトタウン「水と緑に囲まれたまち すぎと」があります。江戸時代日光街道5番目の杉戸宿として栄え、当時の面影を残す蔵や建物が残り県内外から宿場を巡る多くの方が訪れます。新型コロナウイルスの影響で来訪者が落ち込む中、今年の4月から「杉戸町観光案内所」運営を担うことになりました。

 まず、はじめに案内所を運営するに当たり現状の課題を整理してみました。(1)観光情報発信拠点である観光案内所の認知度が低いこと(2)集客力のある観光素材が乏しいこと。隣接する東武動物公園(宮代町)が年間100万人来場しているにも関わらず杉戸町への来訪が少ない(3)住民の多くの方は、自分たちの住む地域が、観光素材になりうることへの気付きが薄いことなど―があげられます。

 杉戸町では~地域資源の掘り起こしと活用による観光振興~を目指して、付加価値の高い農産物や特産品を「杉戸ブランド」として魅力を高めるとともに、道の駅「アグリパークゆめすぎと」をはじめ大落古利根川を活用した「古利根川流灯まつり」や「日光街道杉戸宿」などの知名度を生かした地域の観光素材を活用してにぎわいを創出すること目指しております。

 こうした状況を踏まえて杉戸町産業振興課さま、杉戸町観光協会(商工会内)の方々と協議を重ねて観光案内所としての新たな取り組みを推進しております。杉戸町を代表する夏の風物詩である「古利根川流灯まつり」の準備から係留撤去までの運営に参画して伝統行事の継承を支援していくとともに、杉戸町の地域特性を踏まえたニューツーリズム創出事業の柱としてノルディックウォーキング体験やサイクリングを通じ、観光素材を融合した街歩きコースの磨き上げに現在取り組んでいます。また、観光案内所を活用して杉戸町を代表する農産物である新米や早生次郎柿の販売、地元農業高校とコラボした即売会を計画しております。

 杉戸町のようなコンパクトタウンでは、同様の地域課題を抱えている自治体も多いのではないでしょうか。私たちの取り組みは、始まったばかりで、胸を張って語れるほどの成果までには至っておらず、目指すべき姿へは道半ば。地域の行政や関連団体、住民の皆さまとの連携で、さらなる高みを目指していきます。

 
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