初期導入費用が無料
イデアムーヴ(東京都千代田区)は4月からウイルス感染対策として、宿泊する個人客向けの「低濃度オゾン発生器・レンタルプラン」の提供を始めた。初期導入費用が、一切かからない点が最大の売りだ。
新型コロナウイルスによって、経済的な打撃を被った宿泊業界を支援する「コロナ集客減対策応援企画」と社長の田所和弘氏。
プランの内容は、低濃度オゾン発生器「オゾバリア モバイルタイプ」のレンタル機器を宿泊施設に無償で提供し、施設側が宿泊客に有償で貸し出す。無償提供ということから、宿泊施設の備品などの購入費用の負担、リスクを抑制する。
また、これまで施設側が主導となって行ってきた感染リスク対策を宿泊客一人一人に行ってもらうことで大きな効果も期待できる。
施設側の収益シミュレーションとしては、施設側へ本体機器を無償提供した上、宿泊客のレンタル料から取扱代理店に稼働台数分の管理費を支払い、残りの額が収益となる。
さらに、複数台数を継続してレンタルすることで「多くの宿泊客に感染対策を提供しながら、年間でも大きな収益が期待できる」と田所氏。
4月からスタートしたプランだが、早速、全国の宿泊施設からの問い合わせも多く、すでに、いくつもの施設で導入されているという。
オゾバリア モバイルタイプの主な特徴は(1)安心の日本製(2)重さわずか100グラム(3)幅50×奥行き23×高さ100ミリと手のひらサイズを実現(4)特許取得済みのオゾン発生部分のプレート構造によって、適正なオゾン濃度と安定した発生量を実現する―など。
コンパクト設計のため、施設内はもちろんのこと、観光やビジネスシーン、食事の際にも活用が見込める。また、宿泊客一人一人でも感染対策を行っていることのアピールにもつながり、ほかの宿泊施設との差別化を図れる。
レンタルキットの内容は、オゾバリアとモバイルバッテリーのセット、充電用電源コード、取扱説明書が付いている。
オゾバリアは昨年2月に販売され、大手家電量販店やECサイト、オフィスや飲食店、病院・介護施設、自動車教習所などに広く導入されているという。
問い合わせ先は、総販売代理店イデアムーヴ(TEL03-5297-3334)。
手のひらサイズのオゾバリア モバイルタイプ
モバイルバッテリーなどが付くレンタルキット