
VRを活用した「これからの建装提案の形」を体験できる
直面する課題解決を提案
旅館・ホテルの増築、改築計画などのトータルコンサルティングから、備品、消耗品などの提案までを行うJTB商事。今回のホテレスショーでは、「New normal~これからの常識~」をテーマに、宿泊業界が直面する課題解決の提案を行う。
会期中は、「見て」「触って」「体験」できる商材・サービスを用意。また、(1)省力化・DX(2)実感価値(3)環境配慮―の三つの軸で商品展開を行う。「ぜひ、ブースにお立ち寄りください」とJTB商事。
宿泊業界では現在、人手不足が大きな課題となっているが、その課題解決提案の一つとしてアバターワークサービスを紹介する。具体的には遠隔地からスタッフがアバターを介してチェックイン等のフロント業務を支援する仕組みで、フロントロビーをイメージしたブース空間の中で、実際にその業務を体験することができる。
もう一つの展示の売りがVRを利用した客室改装の提案だ。それまでは、平面図による提案が主だったため、「宿泊施設は改装イメージをつかみにくかったのではないか」と同社。「VRであれば改装後の客室イメージをその場にいるような臨場感がある形で確認してもらうことができる」という。
SDGsに対応したサステナブルなおもてなしを実現できる環境配慮商品も数多く提案する。具体的には環境配慮型インバスや、ミネラルウオーターに加え、CO2排出と、プラスチック使用量を削減するアメニティシリーズ「mugicara」(ムギカラ)などをそろえる。
併せて、光や音、香りや感覚で五感を刺激し、誰もがくつろげる空間を演出する「センサリールーム」の体験ブースも設ける。日本国内ではまだなじみが薄いが、海外では近年、認知が高まっており、サッカー場などでも導入が進んでおり、これからの商材として注目したい。
VRを活用した「これからの建装提案の形」を体験できる