シンクの中で水洗いと乾燥を完結
世界で初めてサイクロン式掃除機を開発・製造したダイソンは、1993年に英国で設立。高い製品開発力と強いブランド力によって世界的な企業へと躍進し、その地位を確固たるものにした。日本法人(東京都千代田区)は98年に設立された。
同社ではHACCP対応製品として「dyson Airbladeハンドドライヤーシリーズ」の蛇口と一体になった「dyson Airblade wash+dry」を提案。最大の特徴は、「ダイソンデジタルモーターV4」と「HEPAフィルター」(高性能エアフィルター)の搭載で、高機能を実現した。すでに国内大手シティホテルなどに導入実績がある。
蛇口一体型のため、「シンクの中で手洗いと乾燥を完結する。濡れた手のまま歩く必要はなく、床が水濡れしない特徴がある」と同社。
特徴のダイソンデジタルモーターは、世界最小、一体型1千ワットモーターで、開発に7年の歳月をかけた。従来と比較すると、3倍の高速回転を実現。HEPAフィルターを通して1秒間に21リットル以上の空気を吹き出す。最大14秒で手の乾燥ができる。
一方のHEPAフィルターは、0.3ミクロンまでの微粒子を99.97%捕らえるように設計されている。汚い空気ではなく、清浄された風で手を乾かす。
自動水洗機能も装備した。これは、最後の使用から24時間ごとに60秒間作動するもの。これにより、水の滞留と製品内の菌の繁殖が抑制でき、施設内の水道システムの衛生向上につながる。
壁にハンドドライヤーやペーパータオルディスペンサーの占有スペースが不要なため、省スペース化も実現した。
ほかにも、本体の表面素材と吹き出し口に抗菌素材を施した衛生的なハンドドライヤー「dyson Airblade dB」といった用途や環境に対応した製品を豊富に取り扱う。
dyson Airblade wash+dryとdBハンドドライヤーは、国際HACCPの認証を取得し、食品を扱う環境での使用が承認されている。手を乾かすことの効果は、複数の大学で検証され、数々の国際的な専門紙にも発表されているという。
蛇口と一体になったdyson Airblade wash+dry
▷ダイソン ハンド ドライヤー | 速く衛生的なハンドドライヤー