管理の効率化を実現
宿泊施設向けの予約・販売管理システム「TL―リンカーン」を提供しているシーナッツは12月、団体案件管理システム「TL―GroupTravel(グループトラベル)」を新たにリリースする。従来のTL―リンカーンは主に個人からの予約に対応しているが、新たなサービスは団体予約の案件管理ができるサービス。「表計算ソフトや紙などで管理している団体の案件をデジタル化することで、案件管理の効率化を実現する」と同社。
クラウド対応しているため複数人による操作が可能。パソコン、タブレット端末などインターネットが使える環境があればリアルタイムで共有できる。過去案件も遡って取り込むことができるほか、欲しい情報を簡単に探せる簡潔な検索機能も搭載。併せて、各案件の進捗(しんちょく)状況や営業見込みが簡単に分かる機能なども搭載を計画している。
今後は、旅行会社などがオンライン上で直接やり取りできる仕組みを構築する予定。最終的にはTL―リンカーン上で、個人予約と団体案件の在庫管理までを行いたい意向だ。発売初年度は、千軒への導入を見込んでいる。
一方、旅行会社とネット販売からの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるTL―リンカーンの販売も好調に推移している。現在の導入実績は国内約4千軒、海外(韓国)約200軒を突破している。最近では、アクティバリューズのインバウンド向けチャットボット「talkappi(トーカッピ)」と連携。これにより、対応販売先は旅行会社、ネット販売を合わせて111社。他にも機能改善を継続的に行い、商品力を上げていっている。
TL―GroupTravelのロゴ