【逆境をチャンスにー旅館の再生プラン 528】アフターコロナ時代に取り組むべき施策10 アルファコンサルティング代表取締役 青木康弘

  • 2020年7月28日

 前回に引き続き、アフターコロナ時代に取り組むべき施策について紹介しよう。新型コロナウイルスの感染抑制を目的とした強烈な自粛要請や衛生指導は、消費者の生活様式や価値観、嗜好を大きく変えてしまった。従前のコンセプトや運営方針、商品サービス、ハード設備では宿泊者の満足が得られない可能性がある。早めに対策を講じて良いスタートを切りたい。

 15、Go Toキャンペーンを徹底的に活用する

 いよいよ7月22日からGo Toキャンペーンが始まることになった。業界内でも賛否両論あるが、資金調達も厳しくなる中、自力で売り上げを獲得していくことが求められている。せっかくの機会なのでぜひ徹底的に活用したい。活用にあたって具体例を交えながらポイントを説明しよう。

 ・自社サイトでGo Toキャンペーンに参画していることを明示しよう。旅行代理店やOTA経由のみを販路としている施設はキャンペーンへの事業者登録は不要だが、自社サイトで販売するには登録が必要となる。必ず登録しておき自社サイトでもキャンペーン対象プランを販売できるようにしよう。

 ・施設内の売店やレストランでも使えることをPRしよう。9月以降に提供される地域共通クーポンは、加盟店登録しておけば自施設でも宿泊代金の支払い以外で利用可能となる。クーポンは千円単位なので、税込みで千円単位のセットメニューや組み合わせ商品などを準備しておこう。

 ・宿泊プランにさまざまな付帯サービスをつけ単価アップを図ろう。例えば料理のランクアップやフリードリンク、貸し切り風呂、スパ、館内アクティビティなどをセットした高単価のプランを造成することをお勧めする。今回のキャンペーンでは事前予約したもののみ割引対象となる。現地で注文されたものは割引対象外だ。事前予約のお得感を伝えることで予約時の消費単価アップにつなげたい。

 ・大人料金を抑えめに、子ども料金を高めに設定しよう。家族で旅行する場合は、子どもや幼児も1人としてカウントされる。子ども料金0円であっても1人としてカウントされる。家族客を主なターゲットとする施設は、大人料金をあまり高くしない一方で、子ども料金を高めに設定する方が大人1人あたり料金のお得感をアピールしやすいだろう。

 (アルファコンサルティング代表取締役)

 
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