【観国之光 405】温泉で「うつ」予防 九州大が可能性認める 本社論説委員 内井高弘


温泉入浴はうつの抑制効果もあるようだ(写真と本文は関係ありません)

 温泉は心身ともにリフレッシュできる場として多くの日本人に好まれている。泉質によって効能も実にさまざまだが、先ごろ「温泉に毎日入るとうつになりにくい」という研究結果が発表された。うつに悩む人にとって朗報といえ、温泉関係者も温泉の良さをアピールする材料になりそうだ。

 高齢になると、環境変化に加え、加齢に伴う衰えや病気なども増加、うつになりやすいといわれる。日本ではうつなどの気分障害の患者数は増加傾向にあり、厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症まん延前の2017年には、患者数は127万人に上っている。

 やや古いデータだが、世界保健機関(WTO)の報告書によると、うつ病の人は世界で推計3億2200万人(15年時点)に上る。アジア・太平洋地域で全体の5割弱を占め、年齢別では55~74歳の発生率が高かった。決して珍しい病気ではない。

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