新型コロナウイルスの水際対策が11日、ようやく大幅緩和された。外国からの個人旅行の入国が解禁され、「1日当たり5万人」としていた入国者数の上限も撤廃。68カ国・地域を対象にした短期滞在ビザ取得も免除された。入国の条件はワクチン3回目の接種証明か、出国前検査での陰性証明書のいずれかを提示するだけになった。
ほぼコロナ禍前の状態に戻ることになり、経済界や観光業界からは「さあこれから」という期待の声が上がる。円安もインバウンド市場に追い風となりそうだ。
コロナ禍を経験して、外国人旅行者の日本に対する見方、求めるものに変化が出ているのかどうか気になるところだが、ニュース映像などを見る限り、大きな変化はないようだ。それで安心してはいけないのだが…。
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