8月11日ごろから始まった前線の停滞に伴う大雨は、九州や中国地方を中心に特別警報が何度も出され、各地で浸水被害が相次いだ。冠水する市街地、土石流で埋まる道路や鉄道、濁流に流される橋や自宅などのニュース映像を目の当たりにすると、居たたまれない気持ちになる。
気候変動の影響などで今後も大雨が頻発するといわれる。堤防の強化など社会インフラの整備が遅れているのか、同じ地域で被害が繰り返されている気がしてならない。災害に見舞われる観光地や宿泊施設の恐怖、無力感は察して余りある。
豪雨や台風、地震など、自然災害の起きる確率が高まっている。国民の生命や財産を守る対策の強化は政府の責務であり、防災・減災の取り組みは一層重要になっている。
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