2020年12月に締結した「佐渡地域における歴史的資源を活用した地域活性化に関する連携協定」に基づき、佐渡観光交流機構(新潟県佐渡市)、佐渡市、新潟日報社(新潟市中央区)、NOTE(兵庫県丹波篠山市)が開発事業支援を行った、佐渡市初の古民家分散型宿泊施設「NIPPONIA 佐渡相川 金山町」が18日に開業する。同連携協定は、佐渡全域を対象に、佐渡に残る豊かな歴史・文化資源を軸とした地域活性化事業に持続的に取り組むことを目指しており、その事業の第1弾。
相川地区は島の西側に位置し、江戸時代から昭和初期にかけて、豊かな金銀の生産地として栄え、地域内には当時の歴史を物語る資源が多く残されている。
同施設は、古民家を改修した4棟7室の分散型ホテル。鉱夫でにぎわった金山町の持つ魅力を感じてもらえる宿泊施設を目指す。フロント棟である清水家は、元々は佐渡の伝統工芸品である無名異焼の工房兼店舗であり、町に開かれた立地である特徴を生かして、地域の玄関口、また地域との交流場所としている。施設運営は地域住民が主体となって設立した「相川車座」(佐渡市)が担う。
NIPPONIA 佐渡相川 金山町