乾いた後も効果が持続
厨房や食品関連工業の各種洗剤などの研究開発、販売を手掛けるメーカー、ADEKAクリーンエイド(東京都文京区)は、コロナ禍以降、除菌・除ウイルス剤「セーフメイト ウイロック」の提案に注力している。
第四級アンモニウム塩を含む特殊配合で、「EPA(米国環境保護庁)により40種類以上の菌、ウイルスの除去に有効と認定された製品と同等処方」であることを特徴としている。また、「経済産業省やNITEが公表した、新型コロナウイルスに有効な界面活性剤である塩化ジアルキルジメチルアンモニウムと、塩化ベンザルコニウムを一定濃度以上含んでいる」という。
使い方は対象物の汚れを落としてからスプレーし、清潔な布で拭き取る。もしくは、自然乾燥させるだけ。水拭きは不要。布などにスプレーし、対象物を拭き取ることも可能。噴霧直後、乾燥後ともに、においが少なく、スプレーをした箇所は乾いた後も抗菌・抗ウイルス効果が約1週間持続する。
不特定多数が手を触れるドアノブ、エレベーターのボタン、テーブル、レストランのメニューやパーテーションなどの除菌、除ウイルスに効果を発揮する。
また、「脱色、サビ、においの発生もなく、低腐食性なため、色物繊維を脱色する次亜塩素酸ナトリウム、アクリル製パーテーションの劣化原因となるアルコール製剤などと比べ、樹脂、ガラス、繊維など、幅広い材質に使用できる」と同社。
製品は、500グラム入りのスプレー容器をはじめ、詰め替え用の2キロ入りと、5キロ入りをラインアップ。別売りで専用のスプレーガンも販売している。
セーフメイト ウイロックのスプレー(左)と詰め替え用5キロ入り