JR東日本水戸支社茨城DC推進室は、2021年10月に発足しました。今年10~12月に開催される茨城デスティネーションキャンペーン(DC)に向け、地域内の機運醸成や企画の充実化、プロモーションなどに取り組んでいます。
茨城県でのDC開催は21年ぶりのため、まずは、地域の皆さまにDCを知ってもらうことから着手しました。茨城県の担当者と共に、市町村や観光関連団体向けの説明会を開催するだけでなく、商工会議所などでの講演を広く実施し、地道な活動から地域内での認知度を高めてきました。活動では、DCがもたらす有形無形の効果や成功事例の紹介のほか、DCは「地域全体が主体であること」を訴え、特に「地域の活性化や課題解決に取り組む大きなチャンスであること」を強調してきました。
昨年10~12月に開催したプレDCでは、県内全体で100を超える企画が生まれるなど、着実に地域の熱が高まってきています。当社としても、自転車をそのまま乗車できる「サイクルトレイン」を地域のライドイベントに合わせる形で首都圏から運転。また、県内各地のご当地グルメを満喫できる「まんぷくトレイン」、茨城の多様な地酒を車内で楽しめる「日本酒トレイン」を沿線の事業者や酒蔵の皆さまと連携して設定するなど、地域が一体となり新たな価値を提供する取り組みが続々と生まれてきています。
今年いよいよ本番を迎える茨城DCのキャッチコピーは「体験王国いばらき」。自然が豊かな茨城県は、多様なアクティビティが楽しめるほか、海と山の幸がそろう食材の宝庫です。首都圏からのアクセスも大変良く、ぜひさまざまな体験を目当てに何度でも来訪いただきたいと考えます。
今後もDCの成功に向けてさらなる機運の向上や「体験王国」の名にふさわしい企画の充実に取り組みます。また、DCを契機に培った連携体制や企画力、おもてなしのマインドを地域のレガシーとして定着させ、持続的な地域の活性化につなげていきます。