【直販を増やす】デジタルマーケティングトレンド23 コレリィアンドアトラクト代表取締役 松本慶大


 Google活用について

 Google(グーグル)は、2019年11月にGoogleスーパーアプリの開発の展望を発表した。位置情報(A地点からB地点への移動)をシンプルに提供していたGoogleマップは、現在1日の利用者が世界で10億人を超えている。今後の旅行業界、レストラン業界になくてはならないアプリへ進化させる方針を打ち出した。

 SNSとしての機能(ローカルエキスパートが写真やクチコミを投稿)のおかげでGoogleマップを用いた検索環境は大きく発展した。Facebookの2倍、Yelpの10倍のクチコミを有するグーグルは、Google Local Guide Homepageを展開し、現在観光スポット2万2千件、レストラン1万3千件が掲載されている。

 グーグルのクチコミの数が増えたことで、グルメサイトのクチコミよりグーグルのクチコミを閲覧する人が増加している。

 Googleマイビジネスに登録していない、適切に管理していないことはGoogleマップ利用者の選択肢に入らず、大きな機会損失につながる。

 グーグルが発表した新機能は、For You(おすすめ)タブ=利用者の行動、位置情報などによる情報の提供▽Googleマップの音声検索完全対応▽機械学習によるレストランのおすすめ料理のハイライト(Best Dishes)▽レストランのオファー機能(プロモーション情報)▽Google Tripの廃止=Google TravelまたはGoogleマップへ移行▽お気に入りの場所情報提供(ユーザーの行動履歴、友達の履歴を分析)(19年8月)▽GoogleマップまたはGoogleアシスタントからフードデリバリーの注文が可能(Oloプラットフォーム)(19年10月)▽Googleのクチコミを分析に、地域のおすすめレストランリストを提供(19年10月)▽Googleマップに翻訳機能搭載(19年11月)▽Google Local Guide Home pageの展開(19年11月)

 【今後の展開について】

 ▽Googleマップ経由のレストラン予約機能が完成した後、アクティビティ予約のプロバイダーとの連携(Fareharbor、GetYourGuide、Klook、Peek、Rezdy、Tiquets)▽GoogleマップとGoogle Payの連携(レストラン予約、ツアー、アクティビティ予約、交通手段、駐車場、高速道路なども、Googleマップ経由で支払い完了)▽Googleマップ経由でShopping

 GoogleマップやGoogleマイビジネスの機能をフル活用することは、マーケティング施策において重要となる。

(コレリィアンドアトラクト代表取締役) 

 

 
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