【特集】空港から観光地へひとっ飛び 「空飛ぶクルマ」が旅の移動を変える 

  • 2022年11月10日

空飛ぶクルマのイメージ(出典:経済産業省)

加賀市、飯田市など実装を検討

 2025年に登場する「空飛ぶクルマ」で旅の移動が変わる。ヘリコプターのように垂直離着陸ができるので観光地内でも離着陸が可能で、空港などから観光地まで一気に飛んで到着できる。既存の電車やバスなどを使うよりも移動時間を大幅に短縮。また、離島や山岳部といった交通の便が良くないところへでも簡単に行けるようになる。

 「空飛ぶクルマ」について明確な定義はないが、「電動」「自動(操縦)」「垂直離着陸」が一つのイメージ。eVTOL(電動垂直離着陸機、electric vertical take-off and landing)とも呼ぼれる。クルマと言っているが必ずしも道路を走行する機能を備えるわけではない。「車のように日常の普段使いで皆さんが使ってもらえるものということで空飛ぶクルマと呼んでいる」(経済産業省・次世代空モビリティ政策室)。
 
 電動だけでなく、ハイブリッドの機体も開発が進む。初期はパイロットが操縦するが、将来的には完全な自動化を目指す。電動、自動、垂直離着陸の実現によって既存のヘリコプターと比較して、「部品点数が少ないので整備費用が安い」「騒音が少ない」「パイロットにかかる費用を減らせるので運航コストを下げられる」といった優位性がある。

 垂直離着陸ができる空飛ぶクルマは、滑走路がなくてもよく、離着陸場所の自由度が高い。これまでの移動の概念を変える新しい交通手段であり、経済産業省と国土交通省では「空の移動革命」と呼んでいる。

 経産省と国交省は、日本における空飛ぶクルマの実現に向けて、官民の関係者が一堂に会する「空の移動革命に向けた官民協議会」を2018年に設置。同協議会が今年3月18日に改定した「空の移動革命に向けたロードマップ」によると、25年の「大阪・関西万博」の会場で空飛ぶクルマの初の商用運航を実現したい考えだ。万博会場から関西圏の空港までの運航ルートが検討されている。

 次世代空モビリティ政策室では「万博という場で実現することによって広く社会的にも空飛ぶクルマを認知させたい。また、実際に安定的な商用運航を実現させることによって、空飛ぶクルマは本当に実現する技術であり、普段使いできるものだと認識してもらう」と話す。25年の大阪・関西万博をきっかけに空飛ぶクルマの活用を広げる。

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