
左から『歌舞伎名演目 時代物』『歌舞伎名演目 世話物』『舞伎名演目 舞踊』
第3弾で紹介する演目は、舞踊。「歌舞伎おどり」から現在に至るまで、舞踊はレパートリーの大きな位置を占めます。音楽に乗せ躍動的な動きを見せる舞踊の魅力に溢れる作品に加え、演劇的な構成と内容を持ち、かつ音楽的、舞踊的な見せ場もある「舞踊劇」ともいうべき演目もあり、長さも小品から大作まで多彩です。
それらの中から、表紙にも描かれる人気演目「連獅子」をはじめ、現在でもしばしば上演されている20演目を選定。あらすじ、概要、登場人物、そして様々な角度からのみどころを散りばめて、美しい写真とイラストとともに紹介しています。
松竹株式会社が監修し、正確で緻密な解説と、貴重な舞台写真をふんだんに使ったこのシリーズは、歌舞伎ファンの間でも話題に。初心者から歌舞伎をもっと深く楽しみたい方まで、幅広い層におすすめできる永久保存版です。
巻頭より:導入は、江戸時代の芝居小屋の雰囲気が伝わる、広重作の錦絵から始まる
目次より:本書では、選りすぐった20作品をご紹介。躍動的な動きを見せる作品、演劇的な構成と内容を持つ「舞踊劇」ともいうべき演目、長さも小品から大作まで多彩
『連獅子』あらすじより:松竹が提供する貴重な舞台写真の数々が登場する、あらすじのページ。文章は、分かりやすく場面ごとに区切って掲載。この後、概要、登場人物、と続く
『連獅子』みどころより:歌舞伎初心者から、長年のファンまでが楽しめる、作品のみどころをたくさん集め、衣装、舞台美術、音楽、脚本……、あらゆる角度から紹介
[書籍情報]
『歌舞伎名演目 舞踊 KABUKI GREATS Dramatic Dances』
発売:2019年6月21日
定価:3,400円+税
発行:美術出版社