日本秘湯を守る会は、設立50周年記念誌「創設者 岩木一二三語録」を発行した。「秘湯」という言葉の生みの親で、会の設立を提唱した岩木一二三氏(1927~2001年)の講演の内容などを収録している。製作には観光経済新聞社が携わった。
岩木氏は兵庫県神戸生まれ。1965年に朝日旅行会(後の朝日旅行)を設立。75年の日本秘湯を守る会の創設を提唱した。語録には、1985年から1998年にかけて行われた研修会や総会での岩木氏の講演内容が収録されている。
記念誌冒頭の岩木氏の言葉には、「ひとびとの旅は永遠に続いてゆく。それぞれ目的の異なる旅かもしれないが…。いずれの日か山の自然と出で湯は、ほのぼのと人間らしさをよみがえらせてくれることだろう」と記されている。
カラーB5版、91ページ。価格1800円(税込み)、送料別。問い合わせは、日本秘湯を守る会TEL03(5542)1240。
50周年記念誌「創設者 岩木一二三語録」の表紙