
「接遇介助士ホスピタント」とは、「全ての人に対して差別なく接客し、その人らしく過ごせるようなサポートができる、ホスピタリティの先にある心を持った人」を指す造語。
高齢者や障がい者に対応する介護とは異なり、海外からの旅行者、妊娠中の人、小さな子供などさまざまな場面でサポートが必要な人や、アレルギーのある人、LGBTQなど、見た目は分からないが細やかなサポートがいる人も含めて、全ての人に必要なサポートを提供する。その知識や技術をこの本を通じて多くの人に習得してもらうことを狙いとしている。
編者はNPO法人日本ホテルレストラン経営研究所の理事長、上席研究員で、ホテルやレストランでの現場経験豊富なサービス研究の第一人者。NPOでは接遇について一定の知識と技術身に付けた人に「接遇介助士ホスピタント」の呼称認定も行う。
サービスレベルを高めたい旅館・ホテル、観光施設などに薦められる一冊。海外からのサービスマンも理解しやすいように本文に全てルビを付けている。
B5判並製128ページ。定価2750円。発売=星雲社。