店先看板の手書き文字、カラフルなアーケード、路地奥に佇む地元の名店。目を凝らし耳をすませば、普段着の通りに息づく唯一無二の味わいや個性が見えてくる。訪ね歩いた300以上の商店街から選りすぐりの50を紹介する。
一度は訪れたい商店街として、山梨県富士吉田市の「ほんちょう2丁目商店街・3丁目商栄会」もピックアップ。「中心部には、織物産業で栄えたころの面影が今でも残り、富士山と味のあるまち並みを同時に楽しめる」と同書。
全国のおもしろおかしいスポットを巡りながら、独自の視点でブログに紹介している著者。「気になるまちを見つけて、ひとりでも多くの人がこの本を持って実際に現地へ足を運んでみてくれたら嬉しい」。
発行は学芸出版社。A5判160ページ。価格は2200円(税別)。