
本書では、在日米国大使館首席公使および臨時代理大使を務め、計15年間日本に在住し、外交官として、またアメリカ企業の日本法人トップとして日本に携わり続けてきたハイランドが、世界に発信すべき日本文化の強みや、世界のIRの最前線を紹介します。また、IRは「カジノ」だけではなく、観光やMICE産業、エンターテインメントといったありとあらゆる産業を包摂したプラットフォームであることを丁寧に説明し、IR産業の誕生がどのような影響を日本社会ならびに経済に与えるかを検証します。
- 著者 ジェイソン・ハイランドコメント
「アメリカ合衆国の外交官としての30年以上に渡るキャリアを終えてMGMリゾーツに参加した折、日本にとってまったく新しい産業であるIR=〈統合型リゾート〉に対して日本の皆様が多くの疑問・質問を抱かれていることを実感しました。日本と海外で培った経験に基づいて統合型リゾートについて解説し、私の見方をご提供することで、IRを巡る議論をより深めることに貢献できるのではないかと考え、拙著を上梓させていただくこととなりました。日本にとって非常に重要なテーマについて、日本のことを心から大事に思っている、一人のアメリカ人が書いたこの本 『IRで日本が変わる』 をお手に取っていただければ幸いに存じます。」
- 書籍概要
・タイトル:IR〈統合型リゾート〉で日本が変わる ~カジノと観光都市の未来~
・著者: ジェイソン・ハイランド
・発行: 株式会社KADOKAWA
・定価: 864円(本体800円+税)
・発売日: 2019年6月8日 ~
・仕様: 新書、192ページ
・ISBN: 978-4-0408-2282-2
- ジェイソン・P・ハイランド(Jason P. Hyland)プロフィール
合同会社 日本MGM リゾーツ 代表執行役員 兼 社長
フレッチャー法律外交大学院、米国国防大学、カリフォルニア州立大学バークレ一校、アメリカ・カナダ大学連合日本研究センターでの修学や、東京大学での外国人客員研究員として働いた経験を活かし、外交官として活躍。在日米国大使館首席公使および臨時代理大使として700人以上もの従業員と、5つの領事館や、語学学校を統括しながら、政治や経済、学術分野の幹部担当者と日々連携。米国大使館での任期中には、米国の主要7カ国首脳会議(G7)への参加、バラク・オバマ前米国大統領の歴史的な広島訪問や「日米防術協力のための指針」改定に関わりました。日米間のビジネス提携の強力な支援者でもあり、在日米国商工会議所、日本経済団体連合会、経済同友会、日米経済協議会、観光庁などの組織と密接にコミュニケーションをとっています。国際観光がもたらす多大な利点に着目し、ツーリズムEXPOジャパン2016の米国パビリオン出展を含む様々な観光関連の業務にも携わるほか、サイバーセキュリティ、イノベーション、貿易政策の分野にも精通しています。18年間アジアに在住し、うち15年間は日本(東京・札幌・福岡・大阪)に居を構え、各地を訪問しています。
<MGMリゾーツ・インターナショナルについて>
MGMリゾーツ・インターナショナル(NYSE:MGM)は、S&P500®構成銘柄のグローバル・エンターテインメント企業で、最先端のMICE施設、素晴らしいライブや演劇が楽しめる劇場・アリーナ、 レストラン、ナイトライフ、小売店などのリテールも含む統合型リゾート(IR)を世界で開発・運営し、28のホテル・ブランドを所有しています。2018年にはマサチューセッツ州のMGMスプリングフィールド、マカオのMGMコタイ、上海でベラージオ・ブランドのホテルをオープンしました。 MGMリゾーツはグローバルで8万3,000人の従業員を擁し、FORTUNE®マガジンで「世界で最も賞賛される企業」の1つとして認定されています。詳細は、www.mgmresorts.comをご覧ください。
<合同会社 日本 MGM リゾーツについて>
日本MGMリゾーツは、日本の統合型リゾート市場の参入を目指し、MGMリゾーツ・インターナショナルが日本法人として2014年12 月に設立した会社です。2019年1月には関西の拠点となる大阪オフィスを大阪市北区中之島に開設し、両拠点をベースに日本における統合型リゾートの実現を目指して活動しています。