
NPO法人日本ホテルレストラン経営研究所設立者で理事長の大谷氏と、同研究所上席研究員の鈴木氏による、旅館・ホテルなど観光の現場で働く人、就労を目指す人向けの“教科書”。「日本の旅館・ホテルの代表的な特徴を学び、『日本の観光ビジネス、日本のおもてなし』を理解していくことを目的としている」(巻頭言)。本文の漢字全てにルビを付けており、特に外国人の従業員や留学生に理解を促すための内容としている。
第1章「日本の観光ビジネスの概要」から第6章「日本の作法」までの6章構成。
第1章では訪日外国人客数の推移や顧客の情報収集ツールの変化など、国内、訪日観光マーケットの現状を解説。
第2章「日本の宿泊施設の分類」では、旅館、ホテルそれぞれの特徴とサービスの違い、第3章「組織とスタッフの業務」では、旅館、ホテルそれぞれの一般的な組織体系と具体的な業務内容を詳しく解説している。
第6章では「上座、下座」「和室での正しい立ち居振る舞い」「箸のマナー」など、日本ならではのもてなしのルールをイラストをふんだんに使い、詳しく述べている。
日本ホテルレストラン経営研究所は、ホテル、レストラン、ブライダル業界で働く人の技術の向上、業界の活性化、社会的地位向上を図るさまざまな活動を行っている。
A4判並製、本文184ページ。本体2800円(税別)。全国の書店で発売予定。