JTBが16日に発表したグループ会社12社計の6月の旅行取扱額は前年同月比1.5%増の1359億4700万円。うち国内旅行は1.9%減の787億7900万円だった。
国内旅行の内訳を見ると団体旅行は2.8%増。一般団体は9.5%増、教育団体は10.8%減となった。
企画商品は3.9%減で、うちブランド「エースJTB」は6.0%減。方面別の状況を首都圏発エースの取扱人員で見ると、前年を上回ったのは2.8%増の東北のみ。特に落ち込みが大きかったのは、18.0%減の沖縄、11.3%減の中国・四国、10.4%減の近畿など。
海外旅行は5.4%増の506億4500万円。団体旅行が14.7%増、企画商品が3.2%減だった。
国際旅行は16.9%増の65億2400万円。訪日外国人向けパッケージツアー「サンライズツアー」の8月4日付の人員ベースでの予約状況は、7月が0.2%増。今年から販売している沖縄の路線バスとモノレールがセットとなった商品が人気を集めている。先行状況は8月が12.6%増、9月が14.2%増、10月が18.1%増となっている。
2018年度4~6月の累計では、総取扱額は1.4%増の4022億3600万円。国内旅行は1.8%減の2399億7200万円、海外旅行が7.2%増の1366億6800万円、国際旅行が4.3%増の255億9600万円となった。