KNT―CTホールディングスの11月の総取扱額(グループ14社計)は、前年同月比3.0%減の472億7040万円だった。国内旅行が8.3%減の284億8410万円、海外旅行が1.2%減の142億8176万円。外国人旅行は63.8%増の36億6984万円となった。
国内旅行の内訳は、一般団体が6.6%減(38億6554万円)、学生団体が5.4%増(59億8698万円)。学生団体が増えるも、一般団体が減少し、団体旅行は合計で0.3%増(98億5252万円)となった。国内企画旅行は、メイトが14.6%減の46億6078万円、クラブツーリズム国内は9.9%減の105億4921万円となり、合計で11.3%減の152億5255万円。国内個人旅行は減少し、16.1%減の33億7901万円だった。
海外旅行の内訳は、一般団体は9.2%増、学生団体は3.1%減で、合計が3.2%増の51億3962万円。海外企画旅行は5.8%減の55億226万円、海外個人旅行は0.2%増の36億3988万円だった。
区分別に見ると、国内一般団体は展示会などの取り扱いが増加した一方で、職場旅行や観光・親睦旅行が減少した。国内学生団体は、遠足などの校外学習の取り扱い人数が減少したが、修学旅行の取り扱いが増加した。国内企画旅行では、メイトは台風19号以降低調な北陸を中心に不調だった。クラブツーリズムは、北海道(道東)が堅調に推移したが、北陸、関西、山陰・山陽、四国、九州、沖縄、離島が不調だった。
海外団体は、趣味・テーマ型の旅行や職場旅行、親睦旅行、研修旅行が増加したが、修学旅行が減少した。
外国人旅行は、大型の国際スポーツ大会や国際会議・学会の取り扱いが増加した。