
「グランペルチェ」シリーズの「20リットル電子冷蔵庫」
静音性に優れる
三菱電機エンジニアリング(東京都千代田区)が昨年発売した「20リットル電子冷蔵庫」は、静音性に優れるペルチェ方式の電子冷蔵庫「グランペルチェ」シリーズの新ラインアップだ。
最大の特徴は、奥行き375ミリという薄さ。客室にある奥行きの薄い収納家具への設置も容易だ。コンパクト設計ながら容量20リットルも実現。棚を取り外さなくともワインボトルや、2リットルのペットボトルを収納する。
インテリア性の高い外観と庫内デザインも特徴。色はダークブラウンを基調とし、扉には木目調デザインを施した。庫内も従来の白ではなくダークブラウンに。「扉を開けた際の高級感も売り」と同社。その高いデザイン性が評価され、2015年度のグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞した。
グランペルチェは、2種類の半導体(P型とN型)を電極でつなぎ、電流を流すと一方で吸熱が、もう一方で発熱が生じるペルチェ方式を利用。起動音や振動音のあるコンプレッサー方式と比べて静音性に優れている。加えてアルミ製冷却板により、温度ムラが少なく、乾燥しにくい高品質の冷蔵も実現した。
グランペルチェシリーズは、ハイグレードデザインが特徴の41リットルタイプ、20リットル入りの引出式をラインアップ。安眠など快適性が求められるラグジュアリーホテルをはじめ、ビジネスホテルや旅館などで販売実績を伸ばしている。
「国内生産で信頼性の高い電子冷蔵庫を提供するとともに、ペルチェ方式の特徴を生かして、安心して使ってもらえる商品開発を継続的に実施する」と同社。