お宿では常に大小さまざまなトラブルが発生します。経営者はそのたびにトラブルの原因を直視して解消しようとします。これは当然のことなのですが、この種のトラブル、実は過去に何回も起きたことがある、という経験はありませんか?
「ああ、またか!」と思いつつも、火消しに走らなければならないストレスを感じている方は、決して少なくはないはず。
個別の事案はさておき、繰り返すトラブルの本当の原因、これを「真因」といいます。
この真因を突き止め、根っこから治療しないと、今後もまた同じことが起きそうだという場合について、今日は考えてみます。
この真因、お宿をヒトの身体にたとえてみると、どこかで血液の流れが滞っているところはないか? つまり、うまく血液が流れていれば、起きないのだけれども、どこかでストップしたせいで、トラブルが発生したと考えてみましょう。
つまり、お宿の循環機能がスムーズに流れていくための仕組みに注目します。
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