
年末から正月にかけて、多忙を極めたこの時期も一段落しましたね。なかには休館日をまとめてとっているお宿も、少なくないことでしょう。
経営者であるあなたは新年にあたって、今年こそは「わが宿はこうするぞ」と、思いを新たにされましたでしょうか。
賀詞交換会ではそれぞれのリーダーが、世の中の流れに乗り遅れないよう頑張っていこうというあいさつのもと、乾杯を繰り返しています。
わが宿はどのような規模、形態であっても環境変化に流されない柔軟な適応力とともに、力強い企業を作り上げていかなければなりません。
これらの実現のために、昨年あなたはどのようなことに挑戦したでしょうか。「お宿の価値をもっと高めよう」「ライバルのお宿との差別化をもっと進めよう」「そのためにはお宿独自の強みをもっと強化していこう」「財務体質強化のために生産性向上とコストダウンだ」「トップラインをあげるためにはインバウンド集客対策とレベニューマネジメントだ」「弱体した組織を救うのは明確なコンセプトとブランディングだ」等々といったところでしょうか。
年頭に作成したこれらのスローガンとともに、一生懸命取り組んだ結果はいかがだったでしょうか。それぞれの取り組みに対して好循環へとシフトしたところは、今年もその波に乗って進んでいけばいいと思います。しかし一方で、労力と時間とお金をかけて取り組んだものの、空回りしただけで、実態は何も変わらなかったと嘆いている経営者も多いと思います。その理由を検証してみましょう。
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