【口福のおすそわけ 437】進化する調味料~輸入編 その1~ 竹内美樹

  • 2022年11月28日

竹内氏

 ハリッサ、サテ・トム、シラチャーソース…って、今、人気の輸入調味料だ。火付け役は、一つのことに精通し、大人顔負けの知識を身に付けた子供が授業を行うテレビ番組に出演した、「調味料博士ちゃん」こと竹田かるぃーと君。2020年の初出演時に紹介された調味料はたちまち売り切れ続出。大反響を受け出演を重ね、計4回で16種の輸入調味料が登場した。

 調味料マニアとしてはムチャクチャ気になり、当然いくつか試してみた。まずは、地中海沿岸地域で愛用されているチュニジア生まれの「ハリッサ」。テレビと同じモノが売り切れで、他社製品を購入して大失敗。メーカーによってかなり味が違うのだ。唐辛子とニンニク、タマネギ、コリアンダーやクミンなどのスパイスが入ったペースト状調味料で、使うと料理のうま味が増すという評判と異なり、ただ辛いだけだった。その後、SNSなどで話題になっていることに着目した大手メーカーハウス食品が商品化、21年に発売し、今や認知度も高まり、手に入りやすくなった。

 「ケイジャンシ―ズニング」は、以前この連載にも書かせていただいたが、米ニューオリンズ発祥のケイジャン料理の素。チリパウダーやオレガノなどのスパイスが効いた炊き込みご飯「ジャンバラヤ」が代表選手だろう。発祥地がメキシコ湾に面し、ミシシッピ川の河口にあるのでシーフード料理も多いが、焼いたエビなどに振りかけて食べても最高! 簡単においしくなるお助けマンだ。

 続いて、ベトナムの「サテ・トム」。瓶に記載された説明は、「レモングラスの爽やかな香りとエビの濃厚なうま味が効いた、ベトナムの食べるラー油」なるモノ。メチャ好みの味♪ その後も使っているのは輸入品だが、コレも今年ハウス食品から発売された。やっぱり注目度が高いのだ。

 お次は、メキシコのタヒン社が1985年に製品化した、粉末タイプの「タヒン」。今や国民的調味料と呼ばれるほど同国内で人気がある上、35カ国に輸出され、世界中で愛されているという。チリペッパーと食塩、乾燥ライムジュースというシンプルな組み合わせで、見た目の赤さほど辛くはなく、酸味が際立つ。塩とレモンで食すような料理に振りかければ、レモンを絞る必要がなくて超便利。

 「シラチャーソース」はわが家でも常備。唐辛子、酢、ガーリック、砂糖などから成る真っ赤なソース。誕生の地、タイのシラチャーにちなんだ名だが、実は中国系ベトナム難民だったデビッド・トラン氏が、ロサンゼルスで起業し発売したところ大ヒット、世界中に広まったという。まさにアメリカン・ドリーム!

 筆者はタバスコのように使うが、辛さも酸味もずっとマイルド。家族全員大好物のシンガポールチキンライスには、ダーク・ソイソースとショウガダレ、チリソースの3種が不可欠だが、これにも大活躍だ。

 使えば現地の味になる輸入調味料、ついハマっちゃう♪ 続きは次号で!

 ※宿泊料飲施設ジャーナリスト。数多くの取材経験を生かし、旅館・ホテル、レストランのプロデュースやメニュー開発、ホスピタリティ研修なども手掛ける。

 
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