
老神温泉びっくりひな飾り
群馬県の老神温泉旅館組合は、冬季のオフシーズン企画として「びっくりひな飾り」を実施。9回目を数えた令和4年は7千体を超える人形が多くの観光客を迎えた。
客足が減少する冬季の集客の目玉を考えたところ、同温泉のある沼田市と友好都市協定を結ぶ埼玉県鴻巣市がひな人形の生産地で、日本一の高さを誇るピラミッド型ひな壇で有名なことから、平成26年に同市から500体のひな人形の寄贈を受け、イベントを開始。
以来、各地から人形の寄贈を受け、イベントの規模が拡大。平成30年に同市から「びっくり」の呼称を許可され、名称を「老神温泉びっくりひな飾り」とした。
地元の会館を主会場に、ステージと客席、ロビーに15段のひな飾りや吊るしびなを設置。期間中は組合員旅館が毎日当番制で案内係を担った。
旅館の宿泊客に特別招待券を配布し、多くの入場を促した。多くのマスコミの取材もあり、認知度アップにつながったと同組合。
一般家庭からの人形の寄付も多く、自分が提供した人形をわざわざ見に来る人も多かったという。
「昔を懐かしみ思い出にふけり涙ぐまれる方、感動で大きな声を上げる方など、開催して良かったと感じている」。
写真=沼田市公式HPより