女将による石段街おもてなしサービス
群馬県・伊香保温泉旅館協同組合の女将会「婦人部お香女会」は、温泉街名物の石段街で「ちょこっとひと休みセット」を観光客らに配布した。コロナ禍で遠慮がちに旅行をする人も多い中、「『歓迎されている気持ちが伝わってきて、とてもうれしい』とのお言葉をいただいた」と同会。
石段街の中腹にあるポケットパークで4月下旬から11月上旬までの毎週日曜日、女将によるお茶入れサービスを平成11年度から行ってきた。しかし、コロナ禍により事業を中断。令和3年度も賛否両論あったが、お茶の代わりにおしぼりとあめのセットを配布することにした。
5月2日から11月7日までの毎週日曜日とゴールデンウイーク期間中、計31回の実施を予定していたが、まん延防止等重点措置の発令や天候の影響で実施できたのが8回。それでも毎回2人の女将が当番制で400~500個のセットを観光客らに配布した。
「お客さまの目元とマスクの下から伝わってくる満面の笑顔で私たちも癒され、頑張ることができた」。
ポケットパークでは風鈴を飾るなど季節の演出も実施。訪れた観光客を楽しませた。