外国人宿泊客への情報提供マニュアル
静岡県ホテル旅館生活衛生同業組合は、観光協会、国際交流協会、留学生などと「ホテル旅館多文化対応情報発信推進事業ワーキンググループ」を組織。外国人宿泊客への情報発信事業を行った。
訪日外国人の増加や旅行の個人化を受け、「受け入れ側がさまざまな情報を(訪日客に)理解される形で発信することが重要」と、旅館・ホテル向けのマニュアルと、訪日外国人向けの動画を作成した。
マニュアルは(1)宿泊施設が多言語で用意することが望ましい情報(2)外国人宿泊客への情報提供の現状と課題(3)施設での具体的な対応事例について(4)ワーキンググループからの提案―で構成。
また動画は「日本旅館の泊まり方」として、畳、布団、箸、わさびの四つの使い方を紹介した。インターネットにアップした動画をスマートフォンで簡単に見られるようにしている。英語編に続き、中国語編の作成にも取り組んでいる。
動画は風呂の入り方や浴衣の着方、お茶の入れ方などの制作も検討。情報の内容をさらに充実させる計画だ。