【体験型観光が日本を変える270】政治と宗教の在り方が問われている 藤澤安良

  • 2022年8月27日

 北陸、東北北部各地で線状降水帯が相次いで発生し、観測史上最高など記録的な大雨に見舞われ、50以上の河川が氾濫し、甚大な被害をもたらした。一方、雨が降らない地域は猛暑が続き、熱中症患者が続出している。

 また、新型コロナウイルスは猛威をふるい、感染者数で都道府県レベルで最高値を相次いで塗り替えている。

 当然ながら、通常の救急患者に加えて、熱中症と新型コロナで救急医療態勢が逼迫(ひっぱく)している。この課題に対してのよい解決策は見いだせず、救急隊員や医療現場の奮闘が続いている。

 過去2年に比べてお盆の帰省も旅行はある程度実施され、JRも航空機も予約は増えており、高速道路の渋滞も起こっていた。私がお手伝いしている宿泊施設では8月中はほぼ満館の予約をもらっている。

 米国のメジャーリーグで活躍するプロ野球の大谷翔平選手が、シーズン半ばながらベーブルース以来104年ぶりに2桁勝利2桁ホームランという偉業を成し遂げた。歴史的な瞬間に立ち合いたいと渡米して応援した人もいた。個人個人の選択でコロナとうまく付き合う方法に、かじを切りつつある。

 ロシアのウクライナ侵攻は収束せず、その影響もあり、サハリン北方領土問題は取り残され、中国のミサイルが日本の排他的経済水域(EEZ)にも到達するなど台湾問題は大きく揺れ動く中、わが国は戦後77年目の夏を迎えた。地上戦で多くの犠牲者が出た沖縄、被爆地の広島と長崎、日本中の多くの都市が空襲にあっている。

 また、兵士として戦った人も93歳は超えている。当時の体験を語れる年齢が6歳とするなら、すでに83歳である。いずれにしても、戦争体験者に生の話を聞く機会が著しく減少しつつある。先の戦争を知らない世代ばかりになりつつある。過去の過ちをしっかり後世に伝え続けなければ、過ちが起こりかねない。

 故安倍元総理の国葬の是非が論じられる中、暗殺の原因の一つとも考えられる、政治家と特定の宗教の関係が取り沙汰されている。信仰の自由もあり、違法行為があるのか反社会的か、つまりはどんな宗教かが問われている。

 いずれにしても、政治家はクリーンでなくては真っ当な正義や信念は貫けない。どんな関係か、背後には誰か、どんな活動をしているのか、知らなかったでは済まない。国家国民の代表がそんな軽率な行動をする人間を国会議員として信頼するはずもない。襟を正して、山積する多くの問題解決に取り組んでほしいものである。

 コロナで成長した企業もある中、多くは痛めつけられ、廃業や倒産に追い込まれた企業も少なくない。とりわけ、観光業は3密を避けながらの検討をしている宿泊施設もあるが、企画募集のパッケージツアーやバスツアーあるいは、なかなか拡大できない海外旅行、体験交流が目的でもある教育民泊などは日本の観光産業にとって極めて重要な役割を果たしてきた。

 コロナ禍からコロナ後に向けて、今後も必要不可欠な分野を継続、発展させるために政府の広い範囲の応援が必要な時である。

 
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