大和・飛鳥民家ステイ
日本発祥の地、大和・飛鳥地域で民家ステイの受け入れを行っています。
生徒たちを取り巻く環境が急速に変化したことで、日常生活の中でも仮想的な体験ばかりが増え、「生きる力」を育む機会が少なくなっています。仲間と共に、今までの経験をもとに工夫・判断し、初めて出会った人とコミュニケーションをとり、関係を築く力が「民家ステイ」では求められます。学校では体験できない学びができる貴重な機会としてご利用いただいています。
民家ステイは、地域のホストファミリーのいつも通りの生活の中に入り、家族の一人として過ごすプログラムです。食事作りや団らんなどを通して、ホストファミリーと一緒にいていっぱい話すこと、交流&コミュニケーションが肝です。体験は目的ではなく、交流するための手段だと位置づけています。
古代の遺跡が点在するここ大和・飛鳥は、自然体験学習や社会体験学習に加えて、実物にじかに触れる歴史学習ができることも特徴の一つで、「総合的な学習」の実施が可能な地域です。また、ステイ中の食事作り体験は、「孤食」の問題点が問われる今こそ、「共食」の大切さを見直す契機にしてほしいと考えています。
◆「大和・飛鳥民家ステイ」で大切にしていること
交流&コミュニケーション
日常生活とは異なる環境の中で、世代を超えた人間関係を構築しながら生活の規範を学び、社会性を身に付ける。
食×共同調理方法
「食べること」がおろそかになっている今こそ、食材や調理方法について学び、日本の食文化を継承する。
歴史舞台のど真ん中
古代史の舞台の上に立つホストファミリー宅で生活をしながら、「ほんもの」の歴史を五感で感じる。
◆受け入れエリアが広域化
飛鳥エリア・宇陀エリア・下市エリアに約120軒のホストファミリーを有し、約480人の受け入れが可能となりました。
ゴボウを掘り出す農作業体験
大和飛鳥ニューツーリズム