日本初の業務用電気給湯メーカーの日本イトミックは、1948年の創業以来、「水も人もあたたかく」をテーマに、旅館・ホテルなどあらゆる施設に最適な電気給湯システムを提供している。
その一つがイトミック業務用エコキュートシリーズ。環境性とランニングコストの低減を考慮した点が最大の特徴。国内で初めて自然冷媒CO2を使用し、エアコンにも活用されているヒートポンプ技術で、従来型の電気温水器と比べて、約4分の1の電気エネルギーで湯を沸かす。
そのため、「宿泊施設など大量にお湯を使う施設においても、商品選定の一つに挙げてもらえれば」とマーケティング部次長の谷本洋太氏。
また、フロン系の冷媒(R410A)と比較し、地球温暖化係数は1700分の1、オゾン層破壊係数は0であるため、昨今の地球環境問題に配慮した設計。
併せて、「既設のガスや重油などの燃料系ボイラーからエコキュートに変えることで、クリーンな給湯環境を構築できる」と谷本氏。
同時に、エコキュートは、多くの電力を使う昼間の時間帯に電気を使わず、電力使用量の少ない夜間に運転するため、電力需要を夜間帯に移行させるピークシフトにも貢献する。
また、同シリーズは、「タンクユニット内に循環専用タンクを搭載したため、電気昇温器を用いた循環配管保温システムよりも効率的で、低コストで導入できる」と話す。
製品のラインアップは、熱源機3種類に、タンクユニットは標準の500リットルタンクから高水圧対応の千リットルタンクなど16種類用意。
同社では今後も、業務用エコキュートの技術開発と普及を推進していくとともに、低炭素社会の実現に貢献していく。
エコキュート小型機15キロワット
株式会社日本イトミック
【本社】東京都墨田区押上1の1の2 東京スカイツリーイーストタワー24F
【創業】1948年3月
【事業内容】業務用電気給湯機器(温水器、給湯器、湯沸器、瞬間湯沸器、ボイラー、業務用エコキュート、給湯ユニット、水栓など)の企画、設計、開発、製造、販売およびメンテナンス
【資本金】1億円
【従業員】240人