【企業紹介特集】プラズマ技術で観戦対策に貢献 未来科学


本杉氏

 空間除菌器「SterilizAir(ステライザ)シリーズ」の開発、製造を行う未来科学の営業部長・本杉亀一(ひさかず)氏に製品の特徴など方針を聞いた。

 ――営業を強化している空間除菌器「ステライザ」の特徴は。

 本杉 除菌方式に促進酸化法を採用した点。プラズマによって生成された気相活性酸素種(ROSマルチプラズマ)を室内空間に拡散し、空間に浮遊する菌やウイルスに加えて、表面に付着した菌やウイルスを除菌、不活化し、従来の空気清浄機とは一線を画す。

 日本繊維製品品質技術センターで実施した新型コロナウイルスの不活化試験では、国立感染症研究所からの分与株を用い、付着ウイルスに対して2時間で99.61%減少した。

 ――導入事例や、活躍している場面については。

 本杉 老舗高級旅館をはじめ、国立病院機構を含む医療機関や海上自衛隊のイージス艦など多岐にわたり、空間の衛生管理に活用されている。

 また、導入先の宿泊施設などからは、消臭効果が高いおかげで、部屋のにおいが残ることによる機会損失がなくなった、との声もいただいている。

 ――製品ラインアップは。

 本杉 昨秋、発売した本体に日本伝統の組子模様を用いた据置型の「行灯型ステライザ」をはじめ、100平方メートル(66畳)対応の「USJ―2」や持ち運びに便利な「USJ―5」などが挙げられる。

 ――2023年の抱負は。

 本杉 弊社のプラズマ技術は他分野でも応用できる。水の殺菌のほか、美容や医療に活用できる製品に加え、二酸化炭素削減装置の開発に取り組み、引き続き施設の感染対策に貢献していきたい。

 

USJ-2型

未来科学株式会社

【本社】〒100-0013 東京都千代田区霞ヶ関3の6の14 三久ビル702
【創立】2014年6月6日
【事業内容】プラズマ・アプリケーション事業(空気・水処理、環境、医療、農業、工業、美容分野への応用)、環境事業(温暖化ガスの分解装置、地中バイオ発電システム)
【資本金】8665万円
【従業員数】12人

SterilizAir オフィシャルサイト


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