【令和時代における交通インフラの人材採用36】就職イベントのこれから 女性バス運転手協会代表理事 中嶋美恵

  • 2020年6月11日

 就職イベントができなくなると誰が予測したでしょうか。人材採用支援会社も、求職者もこのような事態を想像できなかったと思います。特に、今年、就職活動する2021年新卒は気の毒です。当社でも毎年、大卒新卒を採用していますが、今年は昨年までとは違い、会社説明会は動画で、筆記試験はwebテストで、1次面接も最終面接もオンライン上で行いました。

 昨年までは全てリアルで実施していましたが、最も抵抗があったのは最終面接です。来年4月以降、一緒に仕事をする仲間としてどうなのか。企業としても、学生さんもお互いに見極める機会であるにも関わらず、実際に一度も会うことなく決定しなければならない、その判断の難しさ。パソコンの画面を通してでもある程度は判断できますが、実際に会わなければ感じ取れない雰囲気のようなものを見落としていないか、非常に神経を使いました。

 当社では春と秋の年2回、東京、大阪、名古屋の3会場で「どらなびEXPO」というバス運転手に特化した就職イベントを開催しております。この春はさすがに開催を見送りましたが、秋は今時点で開催できるのであれば開催したいと考えております。

 ようやく待ちに待った緊急事態宣言が全面解除されました。第2波、第3波の脅威もありますが、この状態が秋まで持続しており、東京都の基準であるステップ3に該当する状況と仮定した場合、当社のイベントはどのように開催すればいいのか、社員と共にディスカッションしております。

 一つだけ確かなのは、これまで通りのスタイルでの開催はできないこと。新しいスタイルを生み出さなければいけないということです。これまでは、たくさんの来場者が会場にあふれ、ブースは立ち見の就業希望者でいっぱいという状況をバス事業者の皆さまにご好評いただいておりました。が、今後、来場者は時間帯を区切っての完全予約制、ブースは密を避けるためシングルブースでの面談は1対1、特設ステージは100名分の座席に対し、先着50名限定で着席、スタッフや関係者、来場者全員マスク着用とアルコール消毒、会場の換気と空気清浄は必須、といったように、就職イベントは「感染リスクのない安全な開催運営」へと変化せざるを得ません。

 「当たり前だったことからの脱却」。新型コロナウイルスがもたらした、私どもへの教訓です。

 (リッツMC代表取締役社長兼女性バス運転手協会代表理事)

 
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