【交通トレンド分析170】台湾、10月13日から隔離がなくなり気軽に行けた 鳥海高太朗


 コロナ前、日本人の人気旅行先であった台湾。日本が外国人観光客の受け入れを再開した10月11日から遅れること2日、10月13日から隔離なしでの入国が可能になったことで、台湾への旅行、出張におけるハードルが大きく下がった。私は取材で11月6~9日までの4日間、台北を訪れた。今回は、その際の様子を紹介したい。

 台湾への入国に当たっては、ワクチン接種が0回であっても入国が可能となっている。私も羽田空港を出発する際、コロナ禍の海外渡航では必須であったチェックインカウンターでの書類チェックも台北行きの場合には特になく、ほぼコロナ前同様の搭乗手続きで飛行機に乗れた。そして、台北の松山空港到着後は、他の海外の空港では見られない光景として、入国審査へ進む前に、抗原検査キット(4個入り)を全ての乗客に渡す作業が行われていた。

 現在の台湾の入国は、入国後に抗原検査キットのセルフ検査で陰性であれば、コロナ前同様に自由に観光や食事を楽しむことが可能で、私もホテルに到着後に抗原検査キットを使って陰性だったが、特にどこかへ報告するという義務はなく、基本的にはセルフチェックとなっている。

 私が訪れたのは、台湾へ外国人観光客や出張者が隔離なしで入国可能になってから1カ月弱のタイミングであったが、飛行機の機内も、現地でも日本人を含めた外国人は出張者が中心で、まだまだ観光客の数は日本以上に少ない状況だ。観光スポットや人気の台湾料理の店に足を運んでも、台湾人の姿が多く見かけるが、観光客の姿は限られ、週末を除けば、平日はそれほど待ち時間がなく小籠包の人気店などで食事をすることも可能だった。またホテルの価格も、割安な水準が続いており、日本人にとっては円安が進みほとんどの国においてホテル代が高騰しているが、台湾の高級ホテルにおいては、日本円換算をしても、コロナ前より安くなっているケースが目立つ。

 私が現地で感じた中で、今の台湾旅行は、マスク着用が日本に近い、もしくはそれ以上(屋外もほとんどしている)という点を除いては、ほぼ自由に旅行ができる状況で、久しぶりの台湾を大満喫することができた。ANAやJALも徐々に便を戻しているほか、ピーチも成田、関西に加えて、羽田や那覇からの便も再開した。さらに、台湾の航空会社の便も増えており、台湾へ出かけやすい環境が徐々に整っている。

 ただ、日本帰国時には3回接種以上でないと帰国前にPCR検査が必要となる点には注意したい。

 (航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
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