【交通トレンド分析120】京成Sライナー、約1年半ぶりに通常の本数に 鳥海高太朗

  • 2021年10月29日

 新型コロナウイルスの影響で、日中時間帯を中心に運転本数を約半分に減らしていた京成上野駅と成田空港を結ぶ京成電鉄の有料特急「スカイライナー」を10月30日より通常ダイヤに戻すことを発表した。

 19年10月26日に成田空港の運用時間が24時までに延長されたタイミングで、日中時間帯のスカイライナーが20分間隔となり、利用者からは大変好評であったが新型コロナウイルスの影響によって成田空港の利用者が大幅に減少したことで、20年5月1日から運転本数を減らし、日中時間帯は基本的に40分に1本の間隔で運転していた。さらに一部のスカイライナーを青砥駅に停車させることで、都営浅草線内からの乗り換えにも対応することになった。

 まだ現時点においても海外からの入国制限が続いていることから国際線の利用者は少ないままであるが、ジェットスター・ジャパンやピーチなどのLCC国内線の利用者などが回復傾向にあることが背景にある。また本来は、海外から日本入国時に10日間もしくは14日間の自主待機期間には公共交通機関の利用はできないが、成田空港から京成上野駅までの移動でかつ、京成上野駅で出迎えの車もしくはハイヤーに乗り換えることを条件にスカイライナーの特定号車を利用できる「KEISEI SMART ACCESS」を使う人も増えている。京成上野駅に出迎えの車がある場合は1時間の京成上野駅駐車券が付いて1人4500円(大人)、東京23区内へのハイヤーが付いているプランでは大人1人利用で2万円、2人利用で2万4千円となっている。いずれもスカイライナーの乗車券、特急券も含まれている。まだ海外渡航者は圧倒的に少ないものの、わずかだが日本人の海外渡航も増えつつある。

 同様に東京駅と成田空港を結んでいる格安バス「エアポートバス東京・成田」も最も本数が少ないときは、コロナ前の10分間隔から1時間間隔に大幅減便していた時期もあったが、少しずつ本数が増えてきており、現在ではおおむね20分間隔(一部10分間隔)の本数になっている。当初は格安バスとして片道1千円で利用できたが、今年3月1日から片道1300円(小人650円)と300円値上げとなっている。従来は一部便で予約が可能だったが、現在は全て当日販売での自由席となっている。また同じく都心と成田空港を結んでいるJR東日本の特急「成田エクスプレス」は引き続き、日中時間帯のほとんどの列車の運転を取りやめたままとなっている。

 利用者の状況で変更されることもあるので利用の際には最新の情報を確認していただきたい。

 (航空・旅行アナリスト、帝京大学非常勤講師)

 
 
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