「ひとりでしたいこと」国内旅行は第5位
自由時間が増えた44.7% 30.4%が国内旅行を検討
クラブツーリズムはこのほど、40~60代の男女4963人(うち「ひとり旅経験者」400人)を対象に「おひとりさま」の過ごし方をテーマにした意識調査を実施した。「ここ5年で、自分の好きなこと、やりたいことができる時間が増えた」人は44.7%だった。同社は「趣味など自分の好きなことに時間を使うことは、人生の満足度が高まり『QOL』(クオリティオブライフ)に直結する。ひとりの時間を充実させたいと考える人が4割以上いるということは、QOLの高い人がひとりの時間を大切に考えている傾向が高いと読み取れる」と分析した。また、「自分ひとりの自由な時間にひとりでしたいこと」の問いでは、国内旅行は5位(30.4%)だった。
「今後『自分ひとりの自由な時間に』に、ひとりでしたいこと」は、1位パソコン・インターネット(40.5%)、2位映画鑑賞(38.4%)、3位音楽鑑賞(31.8%)、4位読書(30.6%)、5位国内旅行(30.4%)、6位スポーツ・運動・ウォーキング(26.6%)、7位街歩き・散歩(26.3%)、8位食べ歩き・グルメ(20.4%)―が上位に。上位4位は、室内で”ひとりの世界”にこもれる活動に票が集まった。5~8位は、アクティブなアウトドアでの活動が並んだ。
「ひとり旅の魅力」については、男女とも「同行者に気を遣う必要がない」が1位となった。また、上位では「自由であること」が魅力だという回答が多かった。
ひとり旅をして得られる価値については、男女別では、男性は女性に比べ「旅先での新たな出会い」の割合が13ポイント高く35.5%に。一方で「自信をつける」と回答した男性が18%であるのに対し、女性は19ポイント高い37%と、男女間の価値観の差が出る結果となった。
「『ひとり旅』に困ること・ハードル」については、「旅行の費用が高くつく」が1位となった。「困ったエピソードとして、『寂しくなった』『居眠りして目的地を寝過ごした』など、1人でいる不安の声も多数挙がった」と同社。
「『ひとり』でしたことがなく、してみたいが『ひとり』ではできない、したくないこと」は、「食べ歩き・グルメ」「温泉めぐり」など「周囲の目を気にすること」に起因するものが上位となった。