トリップアドバイザーは8月24日、「2022年秋の旅行動向調査」の結果を発表した。
世界最大の旅行プラットフォーム「Tripadvisor®」(トリップアドバイザー、本社:マサチューセッツ州ニーダム、NASDAQ:TRIP、CEO:マット・ゴールドバーグ、日本語版サイト:www.tripadvisor.jp) は、日本を含む世界6ヵ国の旅行者への意識調査[1]及びサイトの利用状況データ[2]を基に、2022年秋の旅行動向を発表しました。
トリップアドバイザーの意識調査によると、2022 年の秋(9 月 1 日~11 月 30 日の期間)の旅行を計画していると回答した日本人旅行者は51%となり、昨年同時期の33%と比較すると大幅な上昇が見られました。さらに、昨年同時期の旅行での出費と比べ、今秋の旅行の出費を増やすとの回答が40%となったほか、物価上昇は旅行の計画に影響はないと回答した日本人旅行者の割合は他国と比べ多い結果となり、旅行への出費を惜しまない姿勢が見受けられました。また、今秋の旅行について、抵抗はないと回答した割合が日本以外の5ヵ国では90%代だったのに対し、日本は53%にとどまり、日本人旅行者の新型コロナウイルス感染症に対する慎重な姿勢が反映されました。
[2] トリップアドバイザー上で2022年9月1日~11月30日の旅行期間を対象とした2022年6月の行動データより算出
2022年秋の旅行状況トレンド:
- 旅行の有無:2022年秋の旅行について、51%の日本人旅行者が「予定している」、27%が「まだ分からない」、22%が「予定していない」と回答。2021年の同時期と比較すると、旅行を予定している割合が大幅に上昇(2021年は33%)
- 移動距離:95%が国内旅行、5%が海外旅行を予定していると回答し、移動距離は「4~6時間」が47%、「1~3時間」が29%、「11時間以上」が13%
- 移動方法:「自家用車」が38%、「飛行機」が 30%、「電車」が25%
- 旅行時期:9月17日、18日、23日と三連休が人気
- 旅行日の決め手:旅行日を決定するにあたり考慮した要素は、「仕事のスケジュール」と「料金」がそれぞれ52%と40%でトップに
- 旅行への出費:2021年秋の旅行での出費と比べ、2022年の秋の旅行の出費は「かなり増える」と回答した日本人旅行者は10%、「増える」との回答は30%、「ほぼ同じ」との回答は51%
- 旅行の目的:日本人旅行者からトップ3に挙げられたのは「リラックスしてくつろぐため」、「特定の観光地を訪れるため」、「ダイニングや夜に出かけること」
- 旅行先で楽しみにしていること:「食べ物」が66%でトップに。次いで「風景」が55%、「文化」が33%
- 旅行への考え方:今秋の旅行について、「ほとんど抵抗はない」または「全く抵抗はない」と回答した割合が全体では88%だったのに対し、日本は53%。アメリカ、オーストラリア、シンガポールは94%、イギリスは93%、イタリアは90%
- 物価上昇について:物価の上昇が今秋の旅行に影響を及ぼすかについて、「物価上昇があっても、計画通りに旅行する予定」と回答した割合は、日本がトップで45%、アメリカとイギリスが37%、オーストラリアが36%、イタリアが26%、シンガポールでは25%という結果に
2022年秋 国内の人気観光地
- 浦安市(千葉県)
- 恩納村(沖縄県)
- 那覇市(沖縄県)
- 宮古島市(沖縄県)
- 仙台市(宮城県)
- 中央区(北海道)
- 箱根町(神奈川県)
- 石垣市(沖縄県)
- 軽井沢町(長野県)
- 港区(東京都)
2022年秋 海外の人気観光地
- ホノルル(アメリカ)
- バンコク(タイ)
- パリ(フランス)
- シンガポール
- ロンドン(イギリス)
- ソウル(韓国)
- タモン(グアム)
- ローマ(イタリア)
- ニューヨークシティ(アメリカ)
- ロサンゼルス(アメリカ)
2022年秋 回復傾向が強い国内の観光地
- 丸亀市(香川県)
- 港北区(神奈川県)
- 吹田市(大阪府)
- 港区(大阪府)
- 舞浜(千葉県)
- 浪速区(大阪府)
- 博多駅前(福岡県)
- 文京区(東京都)
- 宇都宮市(栃木県)
- 中区(愛知県)
2022年秋 回復傾向が強い海外の観光地
- ミラノ(イタリア)
- タモン(グアム)
- ロサンゼルス(アメリカ)
- シンガポール
- ホーチミン(ベトナム)
- ソウル(韓国)
- ハノイ(ベトナム)
- ロンドン(イギリス)
- フィレンツェ(イタリア)
- ベネチア(イタリア)
[2] トリップアドバイザー上で2022年9月1日~11月30日の旅行期間を対象とした2022年6月の行動データより算出