【データ】都市部30〜40代ファミリー層の自動車の所有やニーズに関する調査


 ピアッザは10月29日、「都市部30〜40代ファミリー層の自動車の所有やニーズに関する調査」の結果を発表した。

「人々が支え合える街を創る」をコーポレートミッションにするPIAZZA株式会社(代表取締役CEO 矢野 晃平)は、同社が企画・開発・運営をする地域SNS「ピアッザ」内にて「都市部30〜40代ファミリー層の自動車の所有やニーズに関する調査(回答数1,088名)」を実施し、結果を公開しました。

1.「都市部30〜40代ファミリー層の自動車の所有やニーズに関する調査」について
新型コロナウィルス蔓延に伴う生活様式の変化は、今後様々な事象に変化をもたらすと考えられています。本調査は、都市部30〜40代のファミリー層における現在の自動車の所有事情やニーズ等について調査したものです。

調査:地域SNS「ピアッザ」内にて実施
調査時期:2021年10月19日〜10月20日
調査方法:インターネット調査法
有効回答数:1,088

2.集計結果サマリーと論点等
・49%が自動車を未所有
・所有者の運転頻度は、週に1度以上が89%。目的は「買い物」が91%、「旅行・ドライブ」65%、「家族の送迎」52%
・所有者の自宅駐車スペースが2台以上あるケースは26%と少なく、東京23区はより顕著に
・所有者の自動車への不満は「維持費」「サイズ感」「燃費性能」が多く、36%が買い替えを検討していない
・未所有者は、「旅行・ドライブ」や「買い物」といったシーンで自動車があると便利だと感じており、購入検討タイミングの上位3は「ライフステージの変化」、「経済的な余裕」、「駐車場事情の緩和」
・自動車の購入検討先は「ディーラー」がトップ
・運転免許省の自主返納を72%が将来検討。内63%が特定の年齢を迎えた時点での返納を考えている

3.回答者属性
性別|女性:74%、男性:25%、未回答:1%
年代|30代:61%、40代:39%
居住地|東京都(23区):45%、神奈川県:20%、大阪府:11%、千葉県:5%、愛知県:5%、東京都(23区以外):5%、兵庫県:4%、その他:6%
同居家族|配偶者:87%、子ども:84%、親:6%、一人暮らし:6%、その他:1%
職業|会社員:57%、専業主婦・主夫:22%、パート・アルバイト:8%、自営業・フリーランス:6%、公務員:5%、その他:1%

4.調査結果:自動車の所有について
■49%の世帯が自動車を所有しておらず、東京23区はより顕著に
自動車所有台数について質問したところ、「所有していない」が最も多く49%、次いで「1台」が44%となりました。東京23区とそれ以外の地域で比較すると、「所有していない」割合が東京23区では67%、それ以外では35%という結果となりました。

■世帯人数が増えるごとに自動車所有率は増加。5人以上の世帯では70%が所有
自動車の所有について世帯人数ごとで比較したところ、「所有していない」割合が1人暮らしでは75%、5人以上の世帯では30%、世帯人数と比例して自動車の所有率が高くなる結果となりました。

5.調査結果:自動車所有者
① 自動車の運転について
■自動車所有者の運転頻度は、週に1度以上が89%

自動車所有者の運転頻度について、「週に1〜2回」が最も多く36%、次いで「ほぼ毎日」が34%となりました。また、「月に1〜2回」以下の運転頻度は11%という結果となりました。

■所有者の運転目的は「買い物」が91%、「通勤・通学」は29%と低い
自動車所有者の運転目的について、「買い物」がトップで91%、次いで「旅行・ドライブ」が65%、「家族の送迎」が52%となり、「通勤・通学」は29%となりました。

②駐車スペースについて
■自宅駐車スペースが2台以上あるケースは少なく、東京23区は16%とより顕著に

自動車所有者の自宅の駐車スペースについて聞いたところ、「1台」が64%で最多となり、2台以上のスペースがある所有者は26%となりました。また、自宅に「駐車スペースはない」という回答が9%にのぼりました。さらに東京23区に絞ってみると、駐車スペース「1台」の割合が73%と大幅に増え「駐車スペースはない」も11%に増加しました。

③所有者の自動車への不満と買い替え・追加について
■所有する自動車に対して「不満はない」が46%、不満は「維持費」「サイズ感」「燃費性能」が多くなる

現在所有している自動車に対する不満について聞いたところ、46%は「不満はない」という結果となり、次いで「維持費」が24%、「サイズ感」が21%、「燃費性能」が19%となりました。

■追加購入・買い替えを「検討するつもりがない」自動車保有者は36%
自動車所有者にどういった点が改善されれば追加購入や買い替え検討につながるかを聞いたところ、「検討するつもりはない」が36%でトップとなり、「維持費」30%、「コストパフォーマンス」25%、「燃費性能」22%といった結果となりました。

5.調査結果:自動車未所有者
①未所有理由について
■自動車未所有の理由は「公共交通で事足りる」が81%トップに。次いで「購入費・維持費がかかる」が71%

自動車の未所有の理由は、トップが「公共交通で事足りる」で81%、次いで「購入費・維持費がかかる」が71%、「利用頻度が少なくレンタカーやカーシェアで充足」が48%、「駐車場事情」が39%となりました。

■東京23区の自動車未所有の理由は「購入費・維持費」や「レンタカーやカーシェアで充足」、「駐車場事情」等の比率が高くなる
地域で比較したところ、順序は変わらないものの東京23区では「購入費・維持費がかかる」や「利用頻度が少なくレンタカーやカーシェアで充足」、「駐車場事情」といった回答の比率が高くなる結果となりました。

②未所有者が自動車を欲しい思う場面について
■自動車未所有者は、「旅行・ドライブ」や「買い物」といったシーンで自動車があると便利だと感じる

自動車未所有者が自動車があると便利だと感じる場面は、「旅行・ドライブ」が87%でトップ、次いで「買い物」が63%、「家族の送迎」が35%という結果となり、「通勤・通学」は3%となりました。

■未所有者が自動車の購入を検討するタイミングの上位は「ライフステージの変化」、「経済的な余裕」、「駐車場事情の緩和」
未所有者が自動車購入を検討するタイミングについては、「ライフステージの変化」が47%、「経済的な余裕」が40%、「駐車場事情の緩和」が27%という結果となりました。

6.調査結果:自動車所有者/未所有者 共通
①自動車の購入先について
■自動車を購入したい経路は「ディーラー」が54%、「ディーラー系中古車販売店」が14%。個人間売買・インターネットの合計は1%と極少数

自動車を購入する場合にどのような経路から購入したいかについて、「ディーラー」が54%でトップ、次いで「ディーラー系中古車販売店」が14%、「一般中古車販売店」が8%という結果となり、「個人間売買・インターネット」の合計は1%、22%は「特にこだわらない」という結果となりました。

②運転免許省の自主返納について
■「運転免許証の自主返納をしたくない」は28%に留まる

運転免許証の自主返納について、免許所有者の72%が「いずれ返納を検討したい」、28%が「返納したくない」と回答しました。

■63%が特定の年齢に達した時点で運転免許証の自主返納を検討
自主返納を検討する際の状況で最も多かったのは「特定の年齢を迎えたら(70代)」で41%、次いで「運転が不要になったら」が16%、「特定の年齢を迎えたら(80代)」が12%でした。60代も含めると、63%がある一定の年齢に達した時点で返納を検討している結果となりました。

一方、返納したくないと回答した方へその理由を聞いたところ、「自動車が運転できないと不便だから」が38%、「自主返納するメリットがないから」が36%、「自動車の運転が好きだから」が10%となりました。


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