観光入り込み客客6年連続「1億1800万人」
外国人増、約半数が韓国
福岡県商工部観光政策課によると、2015年の県への観光入り込み客数は、約1億1807万人で、前年比7・5%増となった。2010年から6年連続で増加した。このうち、訪日外国人が増加。韓国からは、約88万人で同53・1%増と大きく増えた。地区別入り込み客数は、北九州地区が同16・2%増で2桁増加した。
日帰り、宿泊の入り込み客数は、日帰りが約1億519万人。宿泊は、約1287万人で、2年連続で1千万人を超えた。ここ数年は、県全体からの日帰り客と宿泊客の構成比は、9対1の割合で推移。
県内、県外の入り込み客数は、県内が約7789万人で、県外が約4017万人だった。ここ数年は、県外客の占める割合は約7割で推移している。
消費総額は、約5616億円(同3・4%増)で、1人当たりの消費額は、約4756円だった。
目的別入り込み客は、一般行楽が約6899万人で最も多かった。社寺・文化財・史跡参拝見学が約1932万人、祭・行事が約1692万人、ゴルフが約213万人、ハイキング・登山が143万人と続いた。
訪日外国人は、約208万人で、同72・0%増だった。韓国からは約88万人で最も多く、中国が約28万人、台湾が約23万人、タイが約8万人、米国が約2万人。国・地域を問わず船舶を使用した訪日外国人が約50万人で、同約407・4%と大きく増えた。