ジーリーメディアグループは9月28日、台湾人香港人の「訪日旅行に関する意識調査」の結果を発表した。
2022年 9月22日、10/11~外国人観光客の個人旅行受入解禁の発表に伴い、台湾香港でも「日本自由行(日本個人旅行)」の検索ボリュームがが急上昇しています。(引用:GoogleTrend 2017/10/1~2022/9/24推移)
2019年(コロナ前)の1年間で日本を訪れた旅行客3188万人以上のうち、台湾からは過去最多となる489 万人以上、香港からは229万人以上が日本を訪れました。うち8割以上が「2回以上」、4割以上(5割弱)が「4回以上」日本を訪れており、リピーター率は他国と比べても断トツで1です。また、旅行者の大半が個人旅行者(FIT)のため、その行動の幅は広がりを見せています。そこで今回は、往来解禁を目前に、台湾人香港人訪日客がどこへ行くのかを探るべく、本調査を実施しました。
(出典:2019年度訪日客数(日本政府観光局)/ 訪日外国人消費動向調査(観光庁))
<「日本旅行に関する意識調査」結果サマリー>
◆解禁後行きたい都道府県は「北海道」が1 位!リピーター上級者は東北・四国・新潟長野
解禁後行きたい場所は、北海道が1位(58.6%)、東京都が2位(42.8%)、京都府が3位(41.3%)
訪日回数2~5回の回答者(以下リピーター初級者)は、トップ3の北海道・東京都・京都府以外に4位 大阪府(37.3%)、5位沖縄県(34.7%)と、ゴールデンルートに票が集まったのに対し、訪日回数6回以上の回答者(以下リピーター上級者)は、4位に青森県(31.7%)がランクイン
リピーター上級者はリピーター初級者と比べて、東北地方への訪問意向が高い。+9.8ポイント(青森県)、+7.8ポイント(岩手県)、+10.4ポイント(秋田県)、+8.3ポイント(山形県)、+6.2ポイント(宮城県)、+3.2ポイント(福島県)。
四国地方に関しても同様に、リピーター初級者と比較して、徳島県+6.6ポイント、香川県+7.7ポイント、高知県+7.7ポイント、愛媛県+6.4ポイントの差がある結果に。
その他エリアで、リピーター上級者がリピーター初級者と比べて5ポイント以上差があったエリアは、新潟県(+6.6ポイント)と長野県(+5.1ポイント)
訪日リピーターになるにつれ、より日本の地方エリアへと足を伸ばしたい傾向がある
◆コロナ前と比較し、「訪日旅行の長期化」や「円安による消費額増加」が見込まれる。
<アンケート概要>
サンプル数: 計4,784名
調査主体: ジーリーメディアグループ
調査対象: 台湾人香港人
調査方法: 「樂吃購(ラーチーゴー)!日本」内でのインターネットリサーチ
調査期間: 2022年8月15日(月)~8月31日(水)
【回答者プロフィール】
【今後の訪日消費予定に関する動向】
Q. 次回の訪日旅行は何泊の予定ですか?(単一回答)
※2019年は、訪日外国人消費動向調査(観光庁)より引用。
【今後の訪日訪問先に関する傾向】
Q. 解禁後日本旅行するなら行きたい都道府県はどこですか(複数回答) n=4784