日本インバウンド・メディア・コンソーシアムは21日、「台湾人最新訪日意識調査」の結果を発表した。
今回の調査では、回答者のうち約95%が訪日経験者で、そのうち約67%が訪日回数6回以上とリピーター層の割合が大きいことが特徴となりました。
■新型コロナウイルス収束後の旅行意欲
新型コロナウイルス収束後の国内外への旅行意欲については約74%もの人が旅行すると回答しました。訪日旅行については「台湾政府が安全宣言を出したら行ってもよい」が約54%に上がった一方で、「一年以内は行かない」との回答が約21%と二番目に多く、台湾人の慎重さや安全志向が見られました。
■訪日旅行への意識について
新型コロナウイルス収束後の訪日旅行への意識は、「従来と変わりなく、行きたい時に行く」との前向き回答が約48%でした。訪日旅行で行きたいエリアについては、北海道が1位となり、次いで東京、沖縄と人気エリアがランクインし、コロナウイルス前後で訪日旅行先が変化したかについては、「変わらない」が半数以上の約61%でした。
今後の海外旅行先としては、日本がヨーロッパや韓国、タイを大きく引き離してトップ(約64%)となりました。
■新型コロナウイルス収束後の訪日旅行動向
台湾の多くの人は新型コロナウイルスにおける台湾政府の政策を支持しており、政府による安全宣言が訪日旅行への重要なカギとなりそうです。訪日旅行には慎重に渡航時期を見定めつつも、コロナウイルス収束後も従来通り行きたい時に行きたい場所に行く台湾の旅行スタイルがインバウンドの復活を期待させてくれそうです。
本調査では、上記の他に収束期の予測や日本の状況に対するイメージなど、様々な設問への回答が寄せられました。調査の集計データをご希望のメディア様につきましては、下記連絡先までお問い合わせをお願いいたします(※2) 。またJIMCでは、引き続き東アジア、東南アジア、英語圏など他地区における影響の調査を順次行ってまいります。調査結果のお知らせを希望される場合も下記までご連絡をお願いいたします。
※1 調査は2020年4月29~5月13日までにJIMCにて現地のSNSユーザーを中心に実施しました。