総取扱額は9割減 マイナス実績の事業者も
鉄道旅客協会が6月29日に発表した主要旅行業11社の5月の旅行取扱額は、前年比97.7%減の71億9837万円だった。内訳は、国内旅行が96.8%減の62億1384万円、海外旅行が99.2%減の7億4700万円、外国人旅行がマイナス1.8%のマイナス3億2593万円、その他が53.3%減の5億6346万円。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、4月に続き総取扱額は全社で前年実績を大きく下回った。このうち阪急交通社は取扱額がマイナスとなった。
「マイナス実績は、前月に実績を計上したものの、催行中止による払い戻しなどを計上したため」と鉄道旅客協会。
内訳を見ると、国内旅行は全社が前年割れ。いずれも前年実績と比べ9割減となった。海外旅行は全社で前年比減。日本旅行、日通旅行、阪急交通社、ジェイアール東海ツアーズは取り扱い額がマイナスとなった。外国人旅行は全社で前年実績を下回った。
4月からの累計を見ると、総取扱額は前年同期比97.7%減の193億8735万円。内訳は、国内旅行が96.4%減の166億334万円、海外旅行が99.6%減の12億3019万円、外国人旅行が99.9%減の2604万円、その他が47.0%減の15億2777万円。