観光庁が8日に発表した主要旅行業50社の今年5月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比1.9%増の4804億2516万円だった。内訳は、国内旅行が0.9%減の2923億9938万円、外国人旅行が7.8%増の222億7218万円、海外旅行が6.2%増の1657億5360万円。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は前年のゴールデンウイークに比べ1日短い日並びだったことから、全方面で前年実績を下回った。外国人旅行は前年の大型案件の反動減があったものの、個人旅行の取り扱いが好調で前年比増となった。
総取扱額が前年実績を超えたのは50社中24社。旅行分野別で見ると、国内旅行は48社中22社、外国人旅行が35社中20社、海外旅行が48社中27社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比5.4%減の1097億1086万円だった。内訳は、国内旅行が6.9%減の769億7032万円、外国人旅行が3.9%減の6億9266万円、海外旅行が1.6%減の320億4788万円。
募集型企画旅行の取扱人数は8.3%減の276万7362人。このうち国内旅行は8.6%減の257万4872人、外国人旅行は1.5%増の5万800人、海外旅行は5.5%減の14万1690人だった。