観光庁が1月18日に発表した主要旅行業49社の昨年11月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比2.8%増の4766億6484万円。内訳は、国内旅行が0.6%増の2747億5830万円、外国人旅行が14.0%増の221億4046万円、海外旅行が5.1%増の1797億6607万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は北海道での「ふっこう割」や西日本での「ふっこう周遊割」の効果などにより回復基調となり、前年の取り扱いとほぼ同じとなった。外国人旅行は欧米豪市場を中心に堅調に推移した上、団体の扱いが多くなり、前年比増。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中30社。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中22社、外国人旅行が35社中22社、海外旅行が47社中32社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比2.7%減の1207億2139万円だった。内訳は、国内旅行が2.8%減の891億7581万円、外国人旅行が15.2%増の6億4078万円、海外旅行が2.6%減の309億479万円。
募集型企画旅行の取扱人数は5.3%減の329万6041人。このうち国内旅行は5.1%減の310万6499人、外国人旅行は3.6%減の3万8874人、海外旅行は9.0%減の15万668人だった。