約4割がネットで予約
シニア向け宿泊予約サービスを提供するゆこゆこ(東京都中央区、萩原浩二社長)はこのほど、同社が実施したシニア層への2016年の国内旅行動向調査の結果を発表した。
同社実施の、シニア層の国内旅行動向調査は2010年から、過去1年以内に宿泊旅行を行った50~70代の男女を対象に毎年実施している。今回の調査は16年12月8~14日にファクスで実施し、1278人から回答を得た。
調査では1年間の国内旅行の回数、総宿泊数のほか、交通手段、宿泊施設、旅行の目的、宿泊施設の予約方法について尋ねた。
このうち1年間の国内旅行の回数については、1回が33・6%で最も多く、調査開始の10年から7年連続で最も多かった。
総宿泊数については、22・2%が1泊と答え、2泊が22・1%と僅差だった。
交通手段は、自家用車が41・4%が最も多く、新幹線・特急列車が22・1%、飛行機が16・2%と2桁を超えた。
宿泊施設の利用については、リゾートホテルが25・1%、旅館が22・4%でリゾートホテルが旅館を3年ぶりに上回った。
旅行の目的については、65・2%が「温泉やお風呂」と答えた。「神社・仏閣・城の観光」は36・3%で4年連続して増加。御朱印集めや城のスタンプラリーなどの楽しみ方の広がりや大河ドラマ人気の影響がある。
宿泊施設の予約方法は、「宿泊予約サイトで予約する」の42・2%が最も多かった。中でも50代の女性は60・5%となり、他の年代に比べて高く、インターネット利用が顕著だった。