学校の跡地をグランピング施設へ
にしがき(京都府京丹後市)は8月1日、千葉県富津市に全20棟のグランピング施設「グランドーム千葉富津」を開業する。関東エリア有数の規模を誇る同施設について、マネージャーの平野雅也さんに話を聞いた。
同施設は都心から約60分とアクセスの良い、千葉県房総半島の中西部に位置する。以前学校があった広大な用地に、関東エリアとしては大規模なグランピングリゾートを創出する。平野さんは「川沿いの閑静な雰囲気の中にあるので、お客さまにゆったりと過ごしていただける」と、同施設での自然を感じる滞在に自信を見せる。
客室はドーム型グランピング17室と、アウトドアヴィラ3室を整備する。ドームはプロジェクターが置かれたシアタードーム、木材のバレルサウナを付帯するサウナドーム、アウトドアのリラックス体験に一役買うハンモックを備えたドーム、2種類のドッグランドーム(ダブルベッド2台配備でドッグランスペース180平方メートル、同4台配備で30平方メートル)の、多様なニーズに応じる5種類を用意。各ドーム宿泊者専用でデッキスペースにはファイヤーピットを配置し、食事スペース、露天風呂、トイレも備える。
ヴィラタイプ(3棟)は六角形を三つ合わせた外観が特徴的。宿泊者専用バーベキュースペース、食事スペース、露天風呂、トイレを備える。「ヴィラには温泉ソムリエ推奨の黒温泉を用意している」と平野さん。プライベートプールを付帯し、「ゆっくり過ごせる滞在空間づくりに注力した」と意図を話す。
「千産千消」をキーワードに、地元農家が作る野菜を取り扱う「野菜マルシェ」、フリードリンクを提供する「SAKEマルシェ」など7種類のマルシェを用意し、食事提供にも万全を期す。金目ダイやサザエなどの地元産の海産物も取りそろえる。
平野さんは「関東で当施設ほど広大なスペースを持つグランピング施設は現状では珍しいと思う。子どもから大人まで、幅広い皆さまにご利用いただきたい」と呼び掛ける。予約サイト、リゾートグランピングドットコムで予約を受け付けているが、8月の入り込みは順調という。
詳細は公式ホームページhttps://www.chibafuttsu-glamping.com/。
広大な敷地に20棟を整備する(完成予想)
外観が特徴的なヴィラタイプ(完成予想)