【インターネット徹底集客 279】2022年春のマーケットについて 内藤英賢


 まん延防止等重点措置が18都道府県で2週間の延長となった。1月上旬からのオミクロン株の影響が続く形となった。今号では、先行き不透明とも思われる現状においてのマーケット状況を分析していきたい。

 まん延防止の延長により、例年の春休みよりは全体的に鈍化することが想定される。しかしながら、コロナ禍となり2年、旅行者にも自己判断力が増しており、動きが決してないわけではなく、特に3月の3連休においては、比較的堅調に予約が動いているエリアも多い状況である。

 また、9月の3連休を思い出していただきたいが、直前で新規感染者が一気に減少したことを皮切りに、予約数も一気に増え、3連休は各地で満室となった。同様のことが起こらないとも限らないので、引き続き新規感染者数にはアンテナを張っておきたい。新規感染者数に着注目するのは、今までの流れから、新規感染者数の減少と予約者数の増加の動きが連動していることが多いためである。

 まん延防止が解除されたエリアがどのような動きになっているかというと、電光石火のように県民割キャンペーンが再開されている。2月20日に解除になった島根県や大分県は2月21日には県民割が再開するという早さである。これは、3月6日で解除される県や、3月21日をもって解除される県にも同様のことが言えると思うので、県民割が復活次第、再活用する対策もまた、スピード感をもって実施することが望まれる。

 また、オミクロン前の状況がそうであったように、徐々に隣接県へと範囲拡大が再び始まり、反転攻勢へと進むと思われるので、今年の春対策は再び近隣を中心とした集客策がポイントになるので、今のうちから準備を進めておくことをお勧めする。

 そして、ゴールデンウイーク(GW)を迎えることになる。今年のGWの動きについてはまた次号でお伝えしたいが、現時点では予約が直近化していることもあり、例年より動きが鈍化している状況ではある。もはや臨機応変に対策をすることは慣れっこであるが、この春の動きも同様になると思うので、社会情勢を含めて常にアンテナを張り続けることが大事である。

 (アビリブ・プライムコンセプト取締役 内藤英賢)

 
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